黒うさぎからの招待状
「ハジメマシテ。僕はここ、魔法堂のオーナーをしている、ジェームスっていうんだ。皆からは黒うさぎ、って呼ばれてる。よろしくね!」


ジェームスさんは、にっこりと笑いながら、アタシに自己紹介をした。


「君は、なんていうの?」

「…藤原、珠璃です」


アタシの声は、自分でも分かる程に震えていた。
< 11 / 300 >

この作品をシェア

pagetop