黒うさぎからの招待状
「ダメッ!」
アタシは跳び起きた。
「珠璃?どうした?」
隣に賢也が居た。
「寝ちゃった…!夢、見た…!どうしよう…!葉奈、死んじゃう…!」
「まだ死んでない。心臓はちゃんと機能してる。」
アタシは葉奈の胸に耳を当てた。

―ドクン…。ドクン…。ドクン…。

「本当だ…。」

―ドクン…。ドクン…。ドクン…。

「生きてる…。」

―ドクン…。ドクン…。ドク…。

「…え?」

―…。

「聞こえない…。」

―…。

「音が…。」

―…。

「死ん…だ…?!」



音が拒絶されて
目に飛び込んでくる物
葉奈の死体
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