黒うさぎからの招待状
「葉奈…。ごめん…なさい…!」
「珠璃っ…!ちょっと来い!」
「え?」
賢也が葉奈の隣で泣きじゃくるアタシの腕を掴んで部屋の外に連れ出した。
「何?」
「いつまで泣いてんだよ…?」
「え?」
「珠璃泣いてて、死んだ奴らが喜ぶと思うか?」
アタシは静かに首を横に振った。
「だろ?だったら泣き止め…。」
「うん…。」
アタシは手で涙を拭った。
「そうだよね…。アタシしか判らないんだもん…。しっかりしなきゃ…!」
「そうそう!」
「ありがとう、賢也…。」
「…おう。」
「珠璃!賢也!ちょっと来て!」
しばらくして、部屋の方から、ジェームスさんの声がした。
「は~い!賢也、行こう?」
アタシが部屋へと歩き出した瞬間。
―グイッ!
「きゃあ?!」
アタシは賢也に手を掴まれて、賢也の腕の中にすっぽりおさまった。
「ななな何?!」
アタシは突然の出来事に動揺を隠せなかった。
「珠璃っ…!ちょっと来い!」
「え?」
賢也が葉奈の隣で泣きじゃくるアタシの腕を掴んで部屋の外に連れ出した。
「何?」
「いつまで泣いてんだよ…?」
「え?」
「珠璃泣いてて、死んだ奴らが喜ぶと思うか?」
アタシは静かに首を横に振った。
「だろ?だったら泣き止め…。」
「うん…。」
アタシは手で涙を拭った。
「そうだよね…。アタシしか判らないんだもん…。しっかりしなきゃ…!」
「そうそう!」
「ありがとう、賢也…。」
「…おう。」
「珠璃!賢也!ちょっと来て!」
しばらくして、部屋の方から、ジェームスさんの声がした。
「は~い!賢也、行こう?」
アタシが部屋へと歩き出した瞬間。
―グイッ!
「きゃあ?!」
アタシは賢也に手を掴まれて、賢也の腕の中にすっぽりおさまった。
「ななな何?!」
アタシは突然の出来事に動揺を隠せなかった。