黒うさぎからの招待状
「ダメだっ…!一人にしちゃいけないっ!ペアの人!!誰?!」
「はい!私です…!」
由香里が手を上げた。
「急いでっ…!桃を追いかけて!!」
「分かりましたっ…!」
尋常じゃないジェームスさんの慌てように、由香里は桃を追いかけて、ホールを飛び出した。
「大丈夫かな…。」
ジェームスさんが心配そうな顔で由香里を見送った。










「キャァァアアァァア!!」





数分後、叫び声が聞こえた。





「桃がっ…!だっ…、誰か…!誰かぁあぁ!!」
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