黒うさぎからの招待状
「これがっ…、エイミーの本当の顔だっ…!」
アタシの思っている事が分かったかのように、ダニエルが言った。
「ア…、イヤ…ダ…、ヤメ…、ヤメロ…、ヤメ…ロ…!」
エイミーの声が聞こえて、アタシは思わず耳を塞いでしまった。
酷くしわがれた、老人のような声だった。
「ッ……!もう…、これで終わりだっ!!!」
ダニエルがそう叫んだと同時に、
―ドォォン!!
爆音と爆風が辺りを包んだ。
アタシはあまりの爆風に、後ろに吹っ飛ばされた。
「っ!」
壁にたたき付けられ、意識を失いそうになった。
「ハァッ……、ハァッ……。」
目を開けると、ダニエルが床に膝をつきながら、苦しそうに、息を切らしていた。
「大丈っ…!ぶ……?」
叫びそうになり、慌てて声を小さくする。
「もう……、喋っていい…。」
ダニエルはそう言うと、前に倒れた。
「え……?…ダニエルッ!!!」
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