黒うさぎからの招待状
「何言ってんの?本屋じゃん!」

「でもっ…」


林檎の体は、僅かに震えているようだった。


「普通の建物の感じがしない…!」

「大丈夫!アタシ、そういうの信じてないし」

「信じてるとか、信じてないの問題じゃないよ!」

「大丈夫だって!」


アタシは林檎の反対を押し切り、本屋へと近づいた。
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