吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜



「…いてぇ…ん、だよっ…!!」



急いで腹に刺さっている剣を抜き、傷口を抑える



この程度の傷ならすぐにふさがるはずだ



なのに…



「あ゙...?なんで、治らねぇんだ...」



「…銀製の剣で切ったからに決まってるでしょ?」




女が顔色一つ変えずにそう言った




この剣が銀製?




あぁ…通りで傷がふさがらないわけだ



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