吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜


「…次は、必ず仕留める」



女が銀製の剣を拾い上げて、再び俺に向かってくる




素早くて一切容赦のない動き..確実に俺を殺ろうとしてる。




とてもじゃないが目で追えない...速すぎる
所々で目に止めるのがやっとだ



「ちっ、くそが!」




刺された腹の痛みと月夜の影響で頭痛が俺を襲う...これ以上耐えられそうになかった




身体中が痛くて全く力が出そうにないが、
そんなの気にしてらんねえ





抵抗しないとここで殺られて俺の人生は終わっちまう




俺は...まだ殺られるわけにはいかねぇよ




「食らいやがれっ...!!ブラッド・バット」




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