吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜


腹から流れている血を利用して、こうもりの軍団を創りだし女に向かって解き放つ



能力使用は体力を削るから使いたくなかったが、選択肢を選んでいる時間がない




「へえ...吸血鬼の能力使えるんだ...?」




目の前の光景を見た女は立ち止まり...されど焦る様子もなくただ冷静にそう告げた




「強がりかぁ~?逃げないと死ぬぜ」




人間が吸血鬼の能力を打ち消すことはまず無理だ、大人しくここで消えやがれ




血で創られたこうもりが女を襲うと確信した時だ...斬撃が見えたと思ったら辺り一面に血の雨が降る




「抗ってその程度なんだ...お返しするよ」




「グハッ........な、なんだよ.....これ」




女が指を天に向けたのまでは理解出来たが...
その後に何が起きた??分からねぇ




今の状況を説明すると俺の身体中から血が吹き出していて...意識が遠のく瀕死の一歩手前状態



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