吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜


″バケモノ″…女にとっては必死に抵抗したつもりなのだろう



俺は女に跨って暴れないよう両手首を押さえつける



「あぁ、バケモノで構わない…。
俺は吸血鬼だからなぁ?」



耳元でそう呟くと、女の顔色は青ざめたものになってやがて無抵抗になり...何も言わなくなった



白い首筋を指でなぞり、その肌に牙を差し込む____
この瞬間がたまらなく快感でハマるんだよ



「い、痛い……っ!誰か……助けて……」



俺は乾いてる喉を潤したい一心で血を啜るが、女は苦しむばかりでちっとも良い顔を見せない



吸血鬼の牙は快楽も与えるはずなんだがなぁ
恐怖で感覚が麻痺しちまってるのか



肝心の血は………不味くてとても飲めたものじゃなく、吐きそうになりながらも必死に我慢した



血を飲まないと理性の欠片もなくなっちまうからな?それだけはまじで勘弁




もっと上手い血を持った奴はどっかにいねぇのか?




月夜で無性に腹が減ってるし、今はこいつの血で我慢するかぁ



吸血はまだ終わらせない……




??side end
< 3 / 181 >

この作品をシェア

pagetop