吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
″バケモノ″…女にとっては必死に抵抗したつもりなのだろう
俺は女に跨って暴れないよう両手首を押さえつける
「あぁ、バケモノで構わない…。
俺は吸血鬼だからなぁ?」
耳元でそう呟くと、女の顔色は青ざめたものになってやがて無抵抗になり...何も言わなくなった
白い首筋を指でなぞり、その肌に牙を差し込む____
この瞬間がたまらなく快感でハマるんだよ
「い、痛い……っ!誰か……助けて……」
俺は乾いてる喉を潤したい一心で血を啜るが、女は苦しむばかりでちっとも良い顔を見せない
吸血鬼の牙は快楽も与えるはずなんだがなぁ
恐怖で感覚が麻痺しちまってるのか
肝心の血は………不味くてとても飲めたものじゃなく、吐きそうになりながらも必死に我慢した
血を飲まないと理性の欠片もなくなっちまうからな?それだけはまじで勘弁
もっと上手い血を持った奴はどっかにいねぇのか?
月夜で無性に腹が減ってるし、今はこいつの血で我慢するかぁ
吸血はまだ終わらせない……
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