吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
「…流石です、お父様
それで詠唱の内容から察するに、
″私は他者を殺せなくなった″」
「あぁ、そうだ
お前が誰かを殺そうとすると、
その刻印が働きお前の動きを止める。
なおその刻印は、術者である私が解除しない限り消えない仕組みだ」
これで…人と吸血鬼、どちらも殺せなくなったわけだ
…お父様を甘くみてた罰、か
観念した私はお父様にこう伝える
「…ローラル魔法学園に入学します」