吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
「リボンを隣のガーゴイルに入れてみなよ」
言われた通りに、隣のガーゴイルの口に制服のリボンを入れる
すると、開く速度が速くなっていき…
一気に門が全開した
「二人でやった方が早いんだ
中に入って、学園長室まで案内するよ」
「…助かる」
私は平然と振る舞えているだろうか
彼からは今も甘い香りがして、一刻も早く離れたい
ただ、一人でこの広い敷地内で学園長室をみつけるのは厳しい...
そう考えた私は親切にしてくれる彼を頼ることにした
魅音side end