吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜
「っ…!?」
目の前にいきなり何かが飛んできて、慌ててそれを避ける
俺が立ってた地面には、1本のナイフが突き刺さっていた。
飛んでくる直前まで、1ミリたりともナイフが飛んでくる気配はしなかった...いや、気配を消すとかのレベルじゃあない。
そんな真似出来るのは、戦闘に慣れている人間だけ。
「ちっ...ナイフ投げたのはどいつだぁ?
危ねえだろ!!?」
相手の存在を察知出来ずに俺は大声を上げる。
「……」
「あ?何だ女か」
すると暗闇の中から一人の女が出てきやがった
ちょうどタイミングがいい、こいつの血を吸ってやろうじゃないか