吸血鬼少女と孤独な少年〜魔法学園編〜


そう思って襲おうとするも、女は目の前から消えていて…




「…こっちだ」




背後から声がして振り返ると、
そこにいたのは目の前にいたはずの女



…いつの間に移動しやがった?

振り返ったのと同時にもう一つ、あることに気がつく




「…っ……!?」




ポタポタッ…




鼻につく人間じゃない血の匂い、
俺の腹には長い剣が刺さっていて…血が流れ出ていたのだ




一体いつ背後に回られて刺されたのか、全く理解出来ない




こいつはヤバイ。俺の本能が危険だと告げている


< 9 / 181 >

この作品をシェア

pagetop