彼は未来人



「日向。お前って奴は……」

「……」



なんか、ほんとに兄弟みたい。



「日向だけずるいな。」

「え?」

「さゆり、俺のことも陽太って言って」

「別にいいけど。陽太」



陽太も、嬉しそうだった。
なにがうれしいんだろう?



「ホッとしたらお腹すいた。はやくごはん食べたい。」

「あはは!日向子供みたい!」

「なっ!」



日向は顔を真っ赤にさせている。

あたしたちは、早く家に入ることにした。



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