彼は未来人



「E組!!」

「今年もよろしくね、さゆりっ♪」


あたしとみりは思わず抱き合った。
また1年間みりといられると思うと本当にうれしかった。


「でねでね?もう一つ。」


みりは、クラス表をもう一度ゆびさした。
そして隣のクラスも。


どちらにも、見慣れない名前がある。



「・・・だれ?」

「この時期に転校生とか珍しいよね。」



転校生があたしのクラスと隣のクラスに一人ずつ書いてあった。


「とりあえず、教室行く??」


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