リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
スーッと息を吸い込み、小さく吐いた。
そして私は、腹をくくる。
「あのっ!明日!」
「明日?」
「いえ……明日でもあさってでも来週でも再来週でも1年後だっていいんですけど」
「えっ?1年後?」
青山さんはキョトンとした表情で、首を傾げている。
あーっ!もう!
1年後とかわけわかんないし。
自分で自分が何を言っているのかもわからなくなってくる。
ダメ。
……もう、こうなったら当たって砕けろ!
「あのっ!本当にいつでもいいので……近々、お時間いただけませんか?」
キュッと目を瞑りながらも、私はハッキリとした口調でそう伝えた。
すると、ニコッと目尻を下げて笑った青山さんは。
「いいよ。でも、明日から4〜5日出張で北海道だから……一週間後の木曜日でもいいかな?」
優しい声で、私に微笑んでくれた。