リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
勢い任せで口走ってしまった言葉に、私はもうすでに後悔していた。
自分がどういう女なのかを忘れてちゃダメだ。
また次、青山さんがここに来られる時に返そう。
ここで返す。
それがきっと、一番最善だ。
そう思い直して、私は口を開いた。
「すいません…次、ここ」
「真琴ちゃんは、毎日ここに通ってるんだよね?」
だけど、いきなり重なってきた声に、私は驚きながらも答えた。
「えっ?……あ…はい!」
「だいたいいつも何時頃に終わるの?」
何時頃に終わる?
えっと……何時だっけ?えっと……
「真琴なら毎日だいたい4時には終わってますよ!遅くても4時半にはいつも帰ってます」
聞こえてきた声。
自然とその方に、視線が動く。
「真琴に何か用でもあるんですか?」
そこには、幼なじみの健太の姿があった。