リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「はぁっ……」
瓜二つの双子の兄弟だというのに、まるで正反対だったふたり。
今日は不可解だった出来事の真相が明らかになって、やっとスッキリできたはずなのに。
青山さんのあの弟、青山友樹を思い出す度に、なぜか何度もため息がこぼれた。
そして、その夜は。
「入るぞ〜」
仕事を終えた健太が勝手に部屋に入ってきても、いつものように何かを言う元気も残っていなくて。
「テンション低っ!おい!なんか言えよ。シーンとし過ぎだろ」
なんて言われてしまったくらい、部屋の中は静まり返っていた。