リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
って……そうだった!
「ねぇ健太。来週…私なに着ていけばいいと思う?」
「なにって?」
「だから来週の木曜日だよ!私、青山さんと会うわけじゃん?だから、なに着てけばいいかなってこと!」
やっと傘を返せる〜なんて浮かれてる場合じゃなかった。
カフェで待ち合わせなんて、世の中的にはよくあることなのかもしれないけど、私にとっては一大事だ。
しかも、結構有名なカフェだとかなんとか言ってた気がするし。
お洒落なイメージが勝手に頭に浮かぶ。
「ふぁ〜っ、知るかよ。おまえが着てく服のことなんて」
健太はあくびをしながらかったるそうにそう答えた。
「ひど!それでも私の幼なじみ!?一緒に考えてよ〜!」
「なんで俺が……だいたいなぁ」
ブツブツ言いながら健太は立ち上がり私を見下ろす。