リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
行くわけないでしょ⁉︎
だいたい大事な最終面接をほっぽらかして言われたとおりジムに向かうなんてありえないんだから!
行かない!
ありえない!
誰が行くもんか!!
私はそこまでバカじゃない!
……頭ではそう思っていた。
なのに……
私は相当のバカ……なのか。
電話の健太の声があまりにも真剣だったせいか、人生がかかってる、なんて言われたら、迷いながらも動きだしてしまっていた。
気がついたらエレベーターに乗り、急ぎ足で駅に向かうと電車に乗ってジムに向かっている。
こんなはずじゃなかったのにな。
今ごろ面接を受けて、ひょっとしたらひょっとして、良い結果をもらえたかもしれないのに。
バカ過ぎる自分の行動に、自分自身でも呆れかえっている。