リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



運転席に目を向けると、こちらに向かって手を振る青山さんの姿が見えた。


「いきましょうか」


おばあさんはそう言いながら車に向かって歩いていく。


すると、車から降りてきた青山さんが後部座席を開けておばあさんを車に乗せると、次は私が乗り込むのを待つようにドアの横で立っている。


……乗れってことだよね?


でも一体なんのために?

今からどこに行くの?


いろいろ思うことはあったけど、ふたりは私が車に乗るのを待っているから、とりあえず……乗ることにした。


それにしても高そうな車だな。

キョロキョロと車内を見渡していると、改めてこの今の状況が不思議でたまらなくなってくる。


青山さんに、私に、それから……あの時のおばあさん。


っていうかこのおばあさんは一体誰なの⁉︎


隣に座るおばあさんにチラッと目を向けた。


すると私の視線に気が付いたおばあさんがニコリと笑って口を開いた。



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