リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
ビルの入り口には、二人の警備員さんの姿があった。
その片方の警備員さんに向かって青山さんは軽く手招きする。
すると帽子をとりながら駆け寄ってきた警備員さんは「お疲れ様です」と挨拶すると慣れた様子で青山さんから車のキーを受け取った。
「悪いね、駐車場まで頼む」
そして青山さんがそう言うと、「はい!」と短い返事をして運転席へと乗り込んだ。
動き出した車は、青山商事の地下駐車場へと進んでいく。
「じゃあ、真琴さん行きましょうか」
「あ、はい!」
歩き出した会長と青山さんの後ろ姿にハッとなった私は慌ててそのあとをついていった。