リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「いえっ、何でもないです……」
言いながら慌ててまた目をそらすと、何故かクスッと笑われた。
「まぁ、とりあえず行きましょうか。頼まれたからにはちゃんと案内しておかないと。あとで何を言われるかわからないので」
彼はそう言うとゆっくりと歩き出し、まるで私に後をついてくるようにとこちらを振り返る。
「……すみません、よろしくお願いします」
ペコッとお辞儀をして、私も慌てて歩き出した。
それは、驚きの再会だった。
そしてこの時から……
もう全ては始まっていたのかもしれない。
私の彼へのリベンジは、きっとこの日のこの瞬間から。