リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
だけど私からの視線を感じたからか、青山友樹はいきなりこちらへと顔を向ける。
「ん?どうかしましたか?」
「やっ!いえ……全然……大丈夫です」
「大丈夫?」
「いやっ、全然……すいません」
自分でも、何を言っているのかがわからなくなってきた。
何が大丈夫なんだ。
全然すいませんってなんなんだ。
絶対変な奴って思われてるじゃん……
不思議そうにこっちを見ている青山友樹からの視線を、私はあえて見ないようにわざと目をそらした。
っていうか、早く次の部署に向かいたいんですけど……。
そう思った次の瞬間。
何故かいきなり青山友樹の手が私の背中にそっと触れてきた。
「大石がうるさいし、次行こうか」
優しく背中を押され、驚いた私は思わずふらついてしまう。
「きゃっ!」
「あっ……ぶね」
そして気がつけば、青山友樹の腕によって私の体は抱えられていた。