リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



「じゃあ、次、行こうか」


「…はい」


冷静に返事をしたけど、胸のドキドキはおさまらないままだった。

少し距離をあけて、私は青山友樹についていく。


さっきのことでお互い少し気まずいせいか、乗り込んだエレベーターの中は静かな空気に包まれていた。


無言のまま、またひとつ上の19階に到着。

そこは、青山さんが部長を務めていると聞いていた経営企画部のフロアだった。


「この階全体が経営企画部のフロアで、3つの営業課と2つの企画課が入ってる。男女比率は7:3ってとこかな」


先に口を開いてくれたから、少しだけホッとする。


だけど、少し離れて廊下を歩いていたら、突然こっちを振り向いたので思わず足が止まる。


なっ、何⁉︎



「…さっきから思ってたんだけど」


「…はい」


「そんなに警戒しないでくれないかな」


えっ?


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