リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
そしてその夜は、就職祝いだとたくさんお寿司を頼んでくれて。
「今日はいいじゃない。めでたいんだから、我慢しないでいっぱい食べましょう!」
母にそう言われた私は、久しぶりにお腹いっぱい夕食を食べた。
仕事を終えた健太も途中から我が家に来て一緒に食卓を囲んでいたけれど。
上機嫌の父や母に付き合って注がれるお酒を次々にあけていたからか、気付けば真っ赤な顔でギブアップ。
今は何故か私の部屋のベッドで気持ち良さそうに眠っている。
っていうか、何でこいつは私のベッドで寝てるんだ。
自分ち隣なんだから帰って寝ればいいのに。
口を開けた無防備な寝顔を見ながら、相変わらずだな、健太は……なんて。
昔と変わらない寝顔を見ていると、なんだか懐かしい気持ちになった。