リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「ありがとね……健太」
寝ている健太に向かって、私は小さな声でつぶやいた。
「全部、健太のおかげだね」
こんなにも私を変えてくれたから。
別人みたいに生まれ変わらせてくれたから。
だから私……きっと就職出来たんだよ。
こんなこと言ったら、自意識過剰だって健太は言うかもしれないけど。
多分ね、青山商事じゃなかったとしても。
今の私なら、どこかには就職出来ていたような……そんな気がするの。
そう思える自分に、健太が変えてくれたんだよ。
ボーッとそんなことを思っていると、いきなり眠っていた健太がむくっと起き上がった。