リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「はぁっ…」
ため息ばかりがこぼれていく。
家に帰っても床に寝転がったまま、しばらくじっと天井を見つめ続けていた。
だけど、その時。
コンコンッとドアがノックされたかと思ったら、開いたドアから母がひょっこりと顔を出してきて。
そこまではいつものことで、別に何とも思わなかったけど。
「おっす」
母の後ろからいきなり現れた健太の姿に、私は思わず飛び起きていた。
「なっ、何で健太がいるの⁉︎」
「ふふっ、真琴ったら本当にびっくりしてるわね。まぁ健ちゃんゆっくりしていってちょうだい。もうすぐお昼だし一緒に食べるでしょ?」
「えっ、いいの?」
「いいに決まってるじゃない、じゃあ出来たら呼ぶわね」
「はーい!」
……一体今日は何なんだ。
朝といい今といい、とんだ厄日だ。