リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「つーかお前、相変わらずデブだな」
「はあ?」
「おまけにメガネにもなってるし」
嫌味ったらしく笑う顔にこっちの方が相変わらずの殺意を覚える。
「っていうか何であんたがここにいるのよ?」
「あんたじゃなくて健太なんですけど」
「…だから何でいるのって聞いてんの」
突然現れたこいつは、幼なじみの永尾健太。
幼稚園、小中高と同じだったけれど、健太は関西の方の大学に進んでそのままそっちで就職をしたから顔を合わせるのは久しぶりのことだった。
「あぁ、俺こっちに転勤になってさぁ」
転勤?
「とりあえずしばらくは実家に出戻り。っつーことで報告がてらお前の顔見に来てやったって感じ」
…見に来てやったって何様だ。