リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「おい、うちの部署の新人には手つけんなよ」
いきなりエントランスに響いた声。
私は慌ててその声の方を振り返った。
わっ……ウソ…。部長…だ。
「おー!おかえり友樹!」
「おー、おかえり!じゃねえから。おまえさぁ、懇親パーティーでもうちの新人の女の子にちょっかい出してたらしいじゃん?」
「人聞きが悪いなぁ。電話番号は聞いたけどまだデートはしてないぞ?」
「…あほ。まだ、って何だよ。ったく、色恋沙汰で仕事に差し障りが出たら業務妨害で社長に訴えるぞ」
久しぶりに現れた青山部長は呆れた様子で青山さんと言葉をかわす。
そして、ふたりの姿を黙って見ていた私に目を向けたかと思ったら、眉間にシワを寄せながら口を開いた。