リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
私…この先大丈夫なのかな。
同じスタートラインに立っていたつもりだったけど、同期たちは自分たちの手でこの会社への入社を勝ち取った優秀な人ばかりで。
棚ぼたのラッキーで運良く入社出来た私とはそもそも雲泥の差だ。
スタートから差をつけられても当然といえば当然なんだと思う。
でも……だからといってデキナイやつにはなりたくない。
たとえラッキーでつかんだ入社でも、周りの足を引っ張るようなことだけはしたくないから。
…自分なりに、やれることはやろう。
とりあえず、この胸の中のムズムズは今は一旦置いておいて。
集中するんだ、仕事に。
よしっ。
スパッと頭を切り替えた私は、遅れを取り戻すためにもとにかく仕事に集中した。
昼休み、的場君たちに食堂に誘われたけれど、食事をする時間ももったいない気がして、食堂には行かずにひたすらひとりでパソコンと向き合った。