リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「ははっ、そんな小学生の頃の思い出を語られてもな」
部長はそう言うと、呆れたように笑ってビールを飲む。
…確かにそうだ。
遠い昔の話をしたところで、この人には何の関係もない。
「…すいません、つい…」
「まぁでも。痩せたら少しは女らしくもなったし。おまえを可愛いと思うようなやつも昔はいたのかもしれないな」
…えっ?
「い、今…何て言ったんですか?」
「何って?」
「やっ…えっと…」
いきなりおかしなことを言うから、思わず聞き返してしまったけど。
「…何でもない…です」
私の勘違いな聞き間違いだったら嫌だし…やっぱりこれ以上は聞かないでおこう。
「変なやつだな」
「…すみません」
顔が熱くて、なんだか変な汗が出てくる。
あーっ、もう!
やっぱり私、この人といると変。
毎度毎度、調子が狂うんだ。