リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



「酔っぱらいばかりだな、今日は」


部長はそう言うと、ゴクゴク喉を鳴らしながらビールを飲み干す。

その動く喉仏を見ていると、なんだかやけに大人の男らしさのようなものを感じてしまい、何故だか私はジッと見入ってしまっていた。


「なんだ」

だけどいきなり部長がこちらを向いたので、私はあからさまに目をそらした。


「べっ、別に。何も見てませんよ」


そしてそう言いながら、目の前のカクテルを慌てて口にする。


体が…どんどん熱くなっていく。

顔なんてもう、自分でもわかるくらいに火照ってる。


っていうか、何でさっき相沢さんの手を離したの?

あの人結構酔っていそうだったし、送っていかなくても良かったのかな?


って…何で私があの人の心配してるんだ。

…あぁ、もう…何なの?訳がわかんない。


部長の方に顔を向けられなくなった私は、ずっとグラスを手にしたまま。

ドキドキする胸を落ち着かせるようにただひたすらカクテルを口にした。


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