リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「……うぅ…」
頭が痛くて割れそうだ。あぁ、気持ち悪い。
頬に当たる感触もザラザラ?いや、シャリシャリ?なんか変だし。
おまけになんなんだ、この生暖かい感覚は。
「…あぁ…」
異様な声を出しながら、私はゆっくりと目を開ける。
するとすぐに目の前の光景がおかしいことに気がついた。
パチパチと瞬きをしながらそのまま辺りを見渡す。
あれ?角度が…おかしい。
床が右側に見えるし、照明のついた天井は左側にあるし。
っていうか…ここはどこ?
「…ゔぅ」
とりあえず最高に気分が悪い。
胃のあたりをさすりながら、私はゆっくりと寝返りをうった。
「…っ⁉︎」
だけど次の瞬間、私の口からは声にならない声が出る。
ちょっと待って。
真上に見えるのは…部長の顔?
ってことはつまり…?
やっと状況を理解できた私は慌てて起き上がった。
すると目の前には、目を瞑ったままの部長の横顔があった。