リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「つーかさ、別にいいんだけど。なんつーか…お前が朝飯食わないとかレアじゃん。マジで何かあった?」
珍しく真面目な顔で健太が私にそう聞いてきた。
…何かあったっていうか。
あったけど……こいつにだけは言いたくない。
どうせケラケラ笑うだけだし。
傘貸してもらったくらいで勘違いしてんじゃねーよ、って突っ込まれそうだし。
「…何もないって言ってるじゃん」
「そうか?お前、明らかに落ち込んでますって顔してるけど」
「……そんなことないし」
私がそう答えると、健太はいきなり起き上がって。
「あー!もしかしてお前、好きな男でも出来たとか?」
目を丸くしながらそう聞いてきた。