リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「…ふーん。とかいって本当は朝まで二人でいたとかじゃねーの?」
「えっ、バッ!バカじゃないの!?何で私が部長と…」
「ははっ、冗談だって。でもこの時間に朝帰りだろ?勘違いされてもおかしくねーぞ?」
「…わかってるけどさ…」
「ははっ、ごめんごめん、カラオケにいたんだよな」
健太はそう言うと、私を見ながらもう一度笑った。
その瞬間、何故だか胸の奥がきゅっと痛んで。
ウソをついてしまったことを、もうすでに後悔していた。
健太にウソをつくのは、やっぱり変だ。
部長はきっと、失態を晒した私のためにああ言ってくれたんだろうけど。
やっぱり…ウソはよくない。つきたくない。