リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「すっ、好きな男なんて!!いっ、いるわけないじゃない!だいたい傘を貸してもらっただけだしっ…それに…返しに行ったら別人みたいな態度するし……あんなやつ、本当性格悪いと思うし!」
必死で言葉を返した。
だけどその瞬間、健太はぶはっと吹き出すように笑って。
「あははっ、お前本当分かりやす過ぎ」
そう言って床に座りこんでいた私の前にしゃがみこんだ。
「つまりあれか。傘を貸してくれたくせに返しに行ったらひどい対応されてショックだったわけだな?」
「なっ、べ、別にそんな…ショックとか…」
「早い話、悔しかったんだろ?お前は」
「…悔しいっていうか…………そう…かもしれないけど」
って何で私健太にこんなこと話しちゃってんの?
絶対からかわれるだけじゃん。