リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜
「おはよう、真琴ちゃん」
私がそばまで近付くと、青山さんが優しい声でニコリと微笑んでくれた。
「おはようございます!」
私は慌ててぺこっとお辞儀をした。
すると次の瞬間、何故か秘書の相沢さんが私の腕に絡みつくように自分の腕を絡ませてきた。
「良かった〜!女の子がいて」
「えっ…」
「私たち何回か顔は合わせてるよね?」
そしてとびっきりの笑顔を向けて私に言う。
「私は相沢コウ。よろしくね、真琴ちゃん」
眩しいくらい素敵な笑顔で。彼女は私に…よろしくね、と。
「あっ、こちらこそ…よろしくお願いします」
だから私も自然とそう答えてしまったわけで。
「じゃあ行こ!新幹線の時間もうすぐだし」
「あっ、はい…」
何故か相沢さんに腕を組まれた状態で、私はそこから歩き出した。