リベンジ!〜大変身は、恋の始まり⁉︎〜



「お疲れ!昨日より一時間も早く終わったな」

「うん!やれば出来る子だからね」

「ははっ、いつまで続くやら」


健太にはそう言われたけど、絶対続けてやる!と心の中で決めていた。


正直背筋トレーニングはきつい。

歩くのだって始まりと終わりでは全然違う。だけど…



「ねぇ、健太」

「ん?」


聞こうかどうか迷ったけれど、とりあえず聞いてみることにする。


「あの、昨日のさ、あの人」

「あの人?」

「あのっ、青山…さんって人さ」

「あぁ、大樹さんがどうした?」


…どうしたっていうか。なんというか。


「あの人って、よくトレーニングに来るの?」


私が聞くと健太はぶはっと吹き出すように笑った。



「だいたい火曜と木曜。時間は決まってないけど午後から来て2時間くらいやって帰る感じかな」


火曜と木曜…

ってことは、今日は水曜日だから…明日は来るかもってことだよね。



「そうなんだ」

「えぇ、そうなんですよね〜」


健太はこっちを見ながらニヤニヤしている。

何ニヤついてんのこいつ。



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