クールで不器用な君。




七瀬くんと私の机を向かい合わせて作業をする。




カチカチとホチキスの音だけが聞こえる。




「……。」




じー。




目の前から視線を感じる。




前にもこんなようなことがあったような……




しかも七瀬くんは手を止めていた。




「七瀬…くん?」




「何?」



何?じゃないよ!




そんなに見られちゃ………恥ずかしくて作業が出来ない




「っな、七瀬くんもちゃんと作業してよね!」




「……はいはい。」





最近の七瀬くんは変だ。







なんだか調子を狂わされる。
















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