クールで不器用な君。




授業中、なんだか頭が痛くなってきた。




それに身体もだるい



はぁ……



もういいや。



考えることを辞めよう




ゴンッ


机に頭をぶつけた音は教室中に響いて____




「七瀬、大丈夫か?」




「………。」




先生の問いかけなんかどうでもよくて。




「おい、調子でも悪いのか?山瀬、念のため保健室に連れて行ってくれないか?」




「あ、はい。」




教室はざわめく。




「七瀬くん、保健室行こう?」




「ん…。」



言われるがまま重い体を起き上らせ、保健室に行った。



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