クールで不器用な君。
20秒待つとすぐに山瀬さんは冷えピタ片手に戻ってきた。
それを俺の額に張り付ける。
「よし。」
椅子に座った山瀬さんはちゃんとちかくに居て安心した。
「よかった。」
手を握ればびくりと肩を揺らす。
風邪をひくと誰かが居ないと寂しくなるって本当だ
「七瀬くん、寝て大丈夫だよ。」
その言葉に安心したのか瞼は重くなり、いつの間にか寝ていた。
『私、藍ちゃんが好き!だから藍ちゃんのお嫁さんになるね?』