クールで不器用な君。
まさか山瀬さんに移るとは。
それより、なんで俺のベッドの中?
わからん。
起きたら聞いてみるか。
「んん……な、なせ…くん?」
「あ、起きた?」
「えっと…………」
瞬間バサッと布団をを被ってしまった。
「え?山瀬さん、俺何かした?」
「うぅ……。七瀬くんのバカ。」
「ごめん。」
「何したか分かってないくせに……。バーカ、バーカぁ。」
顔は赤く、目は潤んでいる。
なにこれ、誘ってるようにしか見えない。
いや、山瀬さんは病人だ。
んで怒ってるんだよね?←
「何か食べる?飲み物とか。」
「………いらない。」
プイッ
「いらないの?何にも?水もあげないよ?」
あまりにも山瀬さんが可愛いもんだから意地悪をした。
「………いる。」
「はいはい。」