クールで不器用な君。
浮き輪を付けて波に漂っている状態の私。
気持ちいいなぁ
一方雄太くんと裕美ちゃんは、浜辺でお城を作ってどっちがよりうまく作れるか競い合っていた。
なんか二人とも凄い本格的……。
少しして、七瀬くんも海にやってきた。
「あ、七瀬くん。」
「ん。」
「七瀬くんって海嫌いなの?」
「普通?」
「そっかー。」
「おーい、瑠璃ちゃん、それに七瀬!そろそろお昼食べようぜ。」
浜辺から聞こえる声で、私たちは海から上がり、浜にある海の家で昼食を済ませた。