クールで不器用な君。
夜、旅館に帰ると裕美ちゃんと一緒に温泉に入った。
女湯には私達二人だけ。
「ううう、しみる……。」
「裕美ちゃん水着焼けしてるね。」
「そういう瑠璃は……って、全然焼けてない!?」
昔からなのか、よくわからないけど、私の肌はなかなか焼けない。
なんでかな……
病気?
「瑠璃って、良いことずくめよね~。」
「そんなことないよ?だって、昔崖から落ちたってこともあるし、階段からも落ちたし……。」
「その点で言ったら運が悪いのかドジなのか。」
「あはは……。」