クールで不器用な君。




それから沈黙がしばらく続いた。




それをやぶったのは飲み物を買いに行っていた裕美ちゃんだった。




「買ってきたわよ。」




「ありがとう。あ、お金....。」



「いいの、いいの。」



「お、真中の奢りかっ。」




「あ、そこの男二人はちゃんと払いなさいよー。」




「ちぇっ。ケチだなぁ。」





「何か言った?」




「な、なんでもありません。すいませんでしたぁ!」




裕美ちゃんの威圧に負け、謝る雄太くんの姿は非常に面白かった。





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