True Love



『じゃぁ、私たちはこっちだから。』

そう、この駅は
私と日向、結羽くんと美妃ちゃんの家とをちょうど分けてるんだ

だから、正反対になるわけで


『日向~ちゃんと送ってやれよ!!!』

『結羽に言われなくてもわかってるよ!!』


『日向!結奈また明日ね!!』

『うんっ!また明日!』


相変わらずな二人は仲良く手を繋いで去っていった。


『さて。結奈、俺らも帰ろっか』

『うんっ!!!』


すでに暗い道を日向と二人で帰る

ある意味すごい偶然だよね
ついこの前もこうして帰ったんだっけ…

『結奈、大丈夫か?』


それを覚えてたのは、日向も同じで
心配そうに聞いてくれる


『うん!』


とかいいながら、日向のすぐとなり、肩が触れあうギリギリの距離を歩く

『大丈夫だって!ほってったりしないからさ』

そんなのわかってる

いつもより、ゆっくり歩いてくれてるの分かってるし それに…

『日向が私のこと、おいてっちゃったことなんて今までにないもんね(^^)』


『まぁな』

『ありがとう』

『なんだよ急に(笑)』

『ううん。
ただ言いたかっただけ』

『変なやつ』

『むっ!変じゃないもん!』

『どうだかね(笑)』


『やっぱり、さっきのなし!!』




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