True Love

そしてきたのは、応援席から少し離れたところ。


『どうしたの？』


私がたずねると

『あのさ。
いいんだよ別に
林さんとなかよくなったのわさ！

けどさ…俺があぁいうの得意ってあんまり広げないでくれる？？』


『え！なんで？？』


『うーんと、だからぁ
結奈が得意とかだったら普通だけどさ！…なんかさ…俺が得意だと変じゃん！』


…(´・ω・`)？？

なんで？日向得意だとなにかおかしいの？？


『わかった？？』

『うーん…うん。』

『ならいいけど…絶対ひろめるなよ！』

『わかったっ』



わかりましたよー
言わなきゃいいんだよね？

はぁー

と、そんなとき、ひおりちゃんのいっていたことが頭をよぎった

『ねぇ、日向。
やっぱり、体育祭って髪型とか変えるべきだったかな？』

『ん？どうした急に』

『いや、ひおりちゃんが、言ってたからね
ちょっと気になって…』

わたしといえば、運動するからっていつも下ろしてる髪を後ろで束ねたくらい。


『ん？気になるなら結奈もやってやろうか？』

『あ！いいの？』

『林さんと一緒でもいい？』

『うんっ!!!ありがと日向』

そのあと、ゆっくり時間をかけながらもお団子してくれた。

『はい、完成。
ほら、そろそろみんなの出番だから応援行くぞ！』

『うんっ』


そしてまたふたりで、応援席まで戻ったんだ。