True Love
『そこ、座ってね』
『はい』
コトッ
目の前に二つ並べられた暖かそうなココア
『ごめんね、今日何もお菓子なくて』
『あ、いえ、おかまいなく!』
『さて、、、日向のことだったわね』
改めて真剣な顔でこっちを見るおばさん
『はい』
『……えっと、話すまえにお願いしたいことがあるんだけど、ほんとはこれは日向が話そうとするまで
家でも話すことはないと思ってた話なの。』
『そうなんですか。』
『そう、昔から凪葉くんの話は禁句なのよ。
誰がいったってわけじゃないんだけどね。』
『……わたし、聞かない方がいいですか……?』
心配になった。
『ううん。
……よし、きいてもらおっか。』